帰ってきた750ライダー

バイク暦35年、GSR750で大型復帰したおやじの戯言

Category: バイク総合  

個人的なバイク講座?

え~バイク講座などと銘打っていますけど、ベテランの皆様には
大きなお世話と言われそうな内容なので、ご自身のライディングが確立している方、
長い文章は面倒な方はスルーで(笑)

今度ライディング指導をするに当って色々と考えていたことを
一部抜粋してまとめてみました。

これから書くのは全て個人的な見解ですので、異論はご容赦ください。

時代にあった正しい知識と技術を学びたい方はそれぞれのレベルに応じたライディングスクールに
行かれることをお勧めします。



その前提で、Mercury77の戯言でも読んでやるよ~っと言う
ご奇特な方はどうぞ(^^)



では行きます。

まずこれをご覧になって気が付くことが無いでしょうか?

どれも一流レーサーとチームが叩きだしたトップタイムですが
排気量やクラスによる差が意外と小さいことに気がつきませんか?
サーキットで走っている方なら常識ですが、あまり縁がない方だともっと差があるように
感じる方が多いと聞きます。

さらにこれ
gp1.jpg
JSB1000で58.031
ST600で58.694
GP250でも58.266
これだけ違ってもタイムは僅差です。
もちろんタイムを削るポイントは異なりますが、トップレベルになると大きな差が出にくいですね。
ただ鈴鹿などの高速サーキットになれば状況は変わります。

続いてこれを
1345172874.jpg
ある二人のライダーの比較になります。
タイム差は約3秒強となりますね。
レースで1週3秒の差はやばい差です・・・が今回はその話ではなく
この二人のコーナリングスピードの違いです。

右側グラフ、左側の最初の山からホームストレート最高速度、
次の谷が1コーナー、次の山がS字、以下1ヘアと続いていきます。

このロガーのデータから1コーナーの最低速度は共に60kmぐらい、
1ヘア2ヘアは50kmと53kmぐらいで、最終コーナーの最低速度も110kmぐらいと
、意外にもそれ程の差は無いことが分かります。

つまり物理的にこの最低速度を10km、20kmも上げるのは難しいということです。
では実際にコーナーを速く抜けるとはどういうことなのかと言いますと、
「コーナリングスピードを上げる」とは、「最短時間で減速し、短い時間で次の区間の最高速まで持っていく」
と言うことです。

決して鬼のような速度で駆け抜けるということではないですね~(笑)

とココまでは前置きです(おいおい)
今回のテーマは公道であってサーキットではありません。
では、なぜこんなことを書くのかと良いますと、トップチームでもレーサーでも
コーナリングに大きな速度差は無いということ。
※レースの勝ち負け、駆け引き等とは別の話ですよ。

速さと安全について、私が指導をするときに重点を置くポイントです。
教習所のような運転をする方は少ないですし、現実的ではないですね。

でも峠の走り方を学んでから走っている方ってあまり聞いたことがありません。
多くの場合は「慣れ」ではないでしょうか?
今のバイクはとても良くできているので、なんとかなっちゃいますね。

でもきちんとした技術の裏づけがあって走るのと、慣れでいけちゃう
又は気合一発なんてのとでは、同じ速度であっても安全には大きな差があります。
しっかりとフロントを沈めてコーナーに入っている人は少ないように思われます。

進入が早すぎてあわてて減速、トラクションが抜けてバイクが起きてさらに
減速なんて言うのもありがちな失敗です。
コーナー手前でしっかり減速して、出口に向けて向き変えをしましょう。

その結果、緊急時や滑ったときの対応などでふっ飛んでしまうのと最悪でもスリップダウンで
自分が巻き込まれないように対処できるなどの差がでてきます。

トップライダーでも同じ条件では劇的に速いなんてことはそうそうありません。
でも、そこには目に見えない大きな差があるんですね。

転倒しないのが一番ですけど、コケ無いライダーなんて一人もいませんからね(笑)
ロッシだろうと伊藤真一だろう飛ぶときは飛びます。

と思っていますが、これを言うとチキンと呼ぶ方もいますね~
まぁ私は公道ではチキン位でちょうど良いと思っています。


そこで知識の一つとして知っておいていただきたいのは
ts03.jpg
ライン取りとブレーキング(寝かす)ポイントです。
黒実線はレコードラインと言われるものです。
点線はサーキット初心者がよくやる失敗ライン。
赤は公道で見通しが悪い想定のラインです。

ts01.jpg


ts02.jpg
モデルケースは筑波サーキットですけど、公道では車線内と考えてください。

赤いライン、これがベストという訳ではありませんが、サーキットと
公道ではブレーキングも寝かすポイントも異なります。

峠で危険なのは熱くなってサーキットのようなラインを取ろうとすることです。
ラインに余裕が無い上に先の危険を知らせてくれるマーシャルもいない公道で
このラインは自殺行為です。

速度も自分の限界の70%程度を上限に抑える必要があると思います。

後、勘違いの多いのは寝かせるから上手いとか、速いは間違いだということ。

直線で全開が1番速いのは言うまでもないことです。
つまり、いかに速くバイクを起こしてアクセルオンにできるかが
重要なのであって、必要以上に寝かすのはタイムロスでしかないと言うことです。

速く走るならなるべく起こしましょう。
レーサーが肘を擦りそうな位寝ているのは、そのバンクが必要なほどの速度が出ているからです。

赤いラインは安全マージンを取った状態であり、スムーズな状態を維持することを念頭に
置いています。

先の確認がしやすいラインと、寝かすポイントとなります。
もちろん速度はサーキットより大幅に遅いので、このポイントでも間に合うと
想定しています。


さて、こんなのつまんね~よと言う攻めたい方は、走る区間を決めて、ゆっくり流して
路面の状態、対向が出てきそうなポイント、ライン上の砂などを徹底的に頭に叩き込んで
から、楽しんでいただければと思います。

しつこいようですが、いきなり攻めるはハイリスク過ぎます。
自己責任と言っても周囲には多大な迷惑をかけるので、くれぐれも無理はしないように
してください。

そして、本気で全開走行をしたいならサーキットしかないです。
そこで己の未熟さを思い知ることも・・・

峠でちょっと自信があるなんてレベルは走るシケインでしかないと言うことです。
これは私の経験です・・・(^^;)

その後は、悔しくてすごい練習しました。

家でもビデオ見てイメージトレーニングもしていましたね。
サーキットで学んだことは多いです。

技術だけではないですけど、全ての努力の結果は数値としてはっきり出るし、
言い訳も通用しません。

そして瞬間的にいくら速くてもゴールできなければ負けなんですね。
それはツーも同じですよね。

無事に家に着くことが一番大事なんです。

と、まあ
書きたいこと書きました。

個人の考えやツーのスタイルを否定するつもりは全くありません。
全て私の戯言ですので・・・


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

こんなもん最後まで読む人がいるのか・・・・ねぇ・・・(笑)


ではでは、
楽しいツーリングと楽しめるコーナリングのお役に立てればと思います。

ツーの合い言葉は、無理をしない、食べすぎない、事故らない、捕まらないです(笑)
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Comments
Edit
最後まで読んじゃいましたよ~内容は私には・・・(笑)

>ツーの合い言葉は、無理をしない、食べすぎない、
>事故らない、捕まらないです

食べすぎない・・・・誰のことかなぁ~
捕まらない・・・・大切ですね~
仰る通りなにより無事に帰宅ですよね!
Edit
私も最後まで。
とても参考になりますが、一方で参考に出来るほどのスピードで走ってもいないと思います(笑)
でも流して走るのでも、ライン取りは安全面でとても重要ですね。
Edit
ツーリングの目的は、自宅へのゴールを目指すこと。これは大切なことですよね。
私もソロの時は、ほとんどスピード出してません。一人だと、事故った時のことを余計考えちゃいますからね。
(だからと言って、マスで無茶してるってことではないですよ(笑))
Edit
理論と実技 ・・・
あ、おじさんどっちもダメなんだ~(汗)
つくばサーキットも時々寄ってみますが
改修に改修を重ね見違えるサーキットになりましたね~!
ジムカーナ専用ですが 茨城中央サーキトへも遊びに行きますよ。
もちろん見学ですけど・・・
Edit
せんさん
>最後まで読んじゃいましたよ~内容は私には・・・(笑)

>>ツーの合い言葉は、無理をしない、食べすぎない、
>>事故らない、捕まらないです

>食べすぎない・・・・誰のことかなぁ~
>捕まらない・・・・大切ですね~
>仰る通りなにより無事に帰宅ですよね!

最後までお付き合いありがとうございます。

食べすぎは身に覚えのある方ということで(笑)

言わなくても皆さん分かってることなんですけど
再認識と言う意味であえて書かせていただきました。
Edit
ピィさん
>私も最後まで。
>とても参考になりますが、一方で参考に出来るほどのスピードで走ってもいないと思います(笑)
>でも流して走るのでも、ライン取りは安全面でとても重要ですね。
最後まで読んじゃいましたか(笑)

どんな速度でもライン取りはとても重要ですね。

やはり先が見えることと、ラインに自由度があることは
知っているだけでも事故のリスクを減らすことはできます。
参考にしていただければ幸いです。


Edit
バビロニアさん
>ツーリングの目的は、自宅へのゴールを目指すこと。これは大切なことですよね。
>私もソロの時は、ほとんどスピード出してません。一人だと、事故った時のことを余計考えちゃいますからね。
>(だからと言って、マスで無茶してるってことではないですよ(笑))
事故を起こしても良い人なんていませんけど、家族をささえている人は特に気をつけたいですね。

マスツーのペース配分はホント難しいと思います。
あれ、だから最近ソロが多いのかな(笑)
Edit
ソニー クロケットさん
>理論と実技 ・・・
>あ、おじさんどっちもダメなんだ~(汗)
>つくばサーキットも時々寄ってみますが
>改修に改修を重ね見違えるサーキットになりましたね~!
>ジムカーナ専用ですが 茨城中央サーキトへも遊びに行きますよ。
>もちろん見学ですけど・・・
筑波は30年通ってますね~
何回こけたかな~(笑)
何台潰したんだろう~・・・(^^;)
限界を知ると言う事は、限界を超えるから分かるので
けっこうキツイですね。

ジムカーナいいですね。
やるならNCのがあってる(笑)
Edit
以前にmecuryさんに聞いたことを
注意しながら乗っておりますが
前輪が深く沈む感覚が未だに分からないですね~。
ただ曲がりきれない、またブレーキというのは
しょっちゅうやっております。
Edit
T2もですが・・・賞金を懸けて走っている訳でもないのに、どうして他人より早く走りたくなるのか・・・動物の本能でしょうか・・・
Edit
これはむっちゃタメになりました。
って、ウソウソ(^_^;)

レベルが高すぎて...
でも言われてる事は頭の中では
頷けるものばかりです。

私のレベルだとタイヤのサイドから
2cm使わずに走る方が早いんだ(笑

Edit
ななパパさん
>以前にmecuryさんに聞いたことを
>注意しながら乗っておりますが
>前輪が深く沈む感覚が未だに分からないですね~。
>ただ曲がりきれない、またブレーキというのは
>しょっちゅうやっております。
どちらもコーナーの手前での減速が肝です。
なんとなく落として曲がるのではなく、しっかり
ブレーキをかけて加重をフロントに持って行き
沈んだところで寝かしこみます。
そこでアクセルを戻してしまうとバイクが起きて
サスも伸びてしまいますのから
沈んだままトラクションを抜かないようにアクセルは
ON又は状況に応じてパーシャルも使いますが
オフにはしてはいけません。

沈んだまま、寝かしてアクセルを少し開け気味で行けば
バイクは沈んだまま勝手に曲がっていきます。
そしてクリッピングを過ぎたら起こしながら一気に
開けて行く感じです。

まずはしっかりと、メリハリのあるブレーキを練習して
みてはどうでしょう?
オーバースピードで進入してるということは、まだ
減速が足りないということです。
今度、実技講習しましょうか?
後ろに乗せて感覚と流れを教えますよ。
Edit
T2さん
>T2もですが・・・賞金を懸けて走っている訳でもないのに、どうして他人より早く走りたくなるのか・・・動物の本能でしょうか・・・
これはライダーの性でしょうね(笑)

なので、人に教えるときも、理想論ではなく
現実の中でいかに安全に気持ち良いコーナリングを
するかを教えています。

思ったラインを走れると、気持ち良いですね。
Edit
eddyさん
>これはむっちゃタメになりました。
>って、ウソウソ(^_^;)

>レベルが高すぎて...
>でも言われてる事は頭の中では
>頷けるものばかりです。

>私のレベルだとタイヤのサイドから
>2cm使わずに走る方が早いんだ(笑
いえいえ
本当にそうですよ
速度に応じたバンク角がベストなんです。
無理に寝かせば転倒のリスクが高くなるだけです。

本人が楽しいと思えるのが一番!
恐怖を感じる程の速度やバンク角は
公道ではいりません。
それぞれのレベルで楽しめば良いと思います。
タイヤを溶かしたくなったら、教えます(笑)
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